一言談話室

使用方法は「一言談話室・使用方法」の記事を参照してください。 ここの少し下にある「カテゴリー」から探すのが簡単です。

カテゴリー


FC2ブログランキングに参加中です。


プロフィール

泡雲法師

Author:泡雲法師


募金


FC2投票


ブログ全記事表示


過去ログ


最近のコメント


最近の記事


最近のトラックバック


リンク


上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
 日本の貧困率が発表されました。
 15.7%で先進国の中でも際立って高い水準なのだとか…
 調査対象30ヶ国の内4番目に悪い数字なのだそうで、日本より酷いのはメキシコ、トルコ、米国だそうです。
 メキシコとトルコはともかく、米国…
 経済大国1位2位の米国と日本が揃って貧困率でもトップクラスというのが妙に引っかかります。
 現代資本主義の矛盾というか、経済発展が必ずしも国民の幸福に直結していないという事かもしれません。
 それも気になるのですが、個人的に気になるのはこの貧困率を「日本政府として算出」したのが今回初めて、という点。
 今まで何をやっていたんでしょうか?
 国民の現状を国家として調べようとしなかったって…
 今まで現状把握すらせずに政策を立案してたって事でしょうか?
 しかも報道の推測記事では今まで算出してこなかった理由が「日本には貧困層はいないはず」という思い込みや、貧困率を算出してしまうとそれを削減するのが政府の責任になってしまうから避けてきたから、との事。
 あくまでも推測と言う事なのですが、これが事実だとしたらずいぶんと怠慢な政府もあったものですよね。
 まず「日本には貧困層はいないはず」という思い込み…
 「はず」とか「思い込み」って。
 何それ?
 国民から税金取って国家運営してるのに「はず」とか「思い込み」…
 事実を直視しようともせず、何となく「勘」で国家運営をしていたのでしょうか?
 情けない…
 そういえば数年前「ホームレス中学生」という本が話題になった時、ある識者が言っていました。
 「美談云々以前に、このような状況が起きてしまっている事自体がこの国の福祉政策の貧困を物語っている」と。
 言われてみれば確かにそうなんですよね。
 あの内容自体、著者が芸人さんなのでどこまで信憑性があるのかわかりませんけど、もしも事実なら行政として大問題なんです。
 あれ、90年代の話でしたよね、確か…
 戦後すぐとかではなく、高度成長期も終えバブル経済にもなり、日本は世界でもトップクラスの経済大国だったその時期に、あの児童福祉行政の貧困さ…
 美談である前に国家の恥だったのかもしれません。
 「ホームレス中学生」で描かれていた時期も日本政府としては「日本には貧困層はいないはず」という前提で国家運営をしていたわけですよね。

 さらにもう一つの「政府の責任になってしまうから」という点。
 もう呆れるしかない…
 貧困率を一度でも算出・公表してしまうと、今後すべての政権は貧困率にも注意を払わなければいけなくなるから算出しない、という事ですよね。
 計画的職務怠慢?
 国民が政府を評価するための基準をわざと減らしたって事?
 経済指標などでは「日経平均が上がった」とか「失業率が上がった」とか「GDPが増えた」とかが今までの基準だったわけですけど、これらの中には「貧困」や「福祉の必要性」に関わりそうな指標が「失業率」ぐらいしかなかったわけですよね。
 企業が儲かっていれば、国民の暮らしも良くなっている「はず」なんじゃない?というテキトーな行政だったのでしょうか。
 世の中には母子家庭とかわずかな年金で暮らしている孤独な老人など、社会的弱者はたくさんいるのに、そういうところには余り目を向けてこなかったわけです。
 もちろん生活保護を受けている世帯数などは把握していましたけど、あれは政府が「支給条件を厳しくする」などの方法で数字をごまかせてしまえますからあまり参考にはならなそうですし…
 貧困率を出さなければ国民の実際の暮らしがどんなに苦しくても「知らなかったから対処できませんでした」と、澄ました顔で責任逃れが出来てしまうわけですから。
 見て見ぬフリの政権運営…
 これで今まで「弱者に優しい政治」とか言ってたんですから。
 すごいな日本…

 そんな見て見ぬフリ行政も今回でとりあえず方向転換が出来そうです。
 何せ「貧困率を算出して公表してしまった」わけですから。
 当然今後も定期的にこのデータを算出して行くのでしょう。
 そうすればその時の政府が「キチンと弱者救済をしているかどうか」の目安になるわけです。
 まぁ、貧困率は経済状況にも左右されるので一概に国家だけの責任とは言えませんけど、少なくとも貧困率というデータがあれば「実感無き景気回復」などというものは無くなるでしょう。
 経済活動は活発なのに貧困率が改善していないというのは「社会の仕組みが上手く行っていない」という事になりますので、当然何がしかの対処法を考えるはず。
 今回の貧困率の公表でこの国の今後の方向性はある程度決まったかもしれません。
 仮に再び政権交代が起きてもこのデータを公表し続ける限りは国民の目が欺けなくなるし、一度公表したものを止めるというのはそれはそれで不信感を煽る事になるので出来ないはず。
 ということは、今後どの政党が政権を取っても「国民の生活を直視」し、社会福祉に対して最低限の注意は払わなければならないという事になるはず。
 民主党政権にとってプラスかどうかはわかりませんけど、国民にとっては「行政の能力を図る目安が一つ増えた」わけですから、これはプラスです。
 これだけでも政権交代の効果アリでしょう。

 日本が徐々に変わり始めているのかもしれません。
FC2 Blog Ranking←一理あるな、と思ったらクリックしてね。

コメント

 暇人さんへ。
 概ね同意見です。
 教育に関して個人的には、自民党と教育官僚だけでなく、採用の際に大学名などを重視する経済界にも原因の一端があるとは思いますが…
 日本社会全体で「日本国内でしか通用しない教育」を行ってきたという面もあるのではないでしょうか。
 「教育のガラパゴス化」とでも言いましょうか。
 市民による教育革命もちょっとずつ起きているようですが、それとは別に「エリートの海外流出」も同時進行で起きているらしいです。
 日本国内の「本当の意味でトップクラスの高校生達」にはもはや東大ですら眼中に無いのだとか…
 本物のエリートは「世界に通じる能力」を求めて海外の大学を目指し、一般市民の間では日本の教育に対して不信感が高まっている。
 トップクラスからも一般レベルの人からも見放され始めている日本の教育…
 立て直さないとマズイですよね。

 ペカリさんへ。
 今回の日本のこの数字は相対貧困率のようですね。
 それだけ貧富の差が広がっているという事になるのでしょう。
 絶対貧困率の範囲に含まれてくるのかもしれませんが、相対的な貧困率だけでなく「日本で最低限の生活をするのにはどのくらいのお金が必要なのか」、というデータと実際の貧困層の人たちの収入とを比べどの程度余裕があるのかや、その余裕で生活を立て直して貧困から抜け出せるような社会構造になっているのか、などもあわせて考えていかなければならないのでしょう。

 ところで隣の北の国の貧困者数は相対貧困率で見たらゼロになるのでしょうか?
 もちろん「一般的な国民の平均値」で見たらゼロに近くはなるでしょうけど、国の中心に「平均値を著しく高めている一部の人たち」が存在すると思うので、「一部の人たち」の収入が予想以上に高ければ「ほぼ全員が貧困層」という数字になる可能性もありそうですよ。

教育です

貧困は、自民党と教育官僚によって作られました。
自殺も生活困窮も国家衰退も、デタラメな教育政策から生まれています。受験競争で時代遅れの知識を詰め込まされ、世界最低の大学に進学すれば、生活に困窮し自殺者が出るのは当然です。
「おバカ教育の構造」を読んでご覧なさい。
だから、日本各地から、市民による教育革命運動が始まろうとしています。
それが、生き延びるために必要であるからです。

相対貧困率か絶対貧困率なのかで、表している内容が違ってきますね。隣の北の国を相対貧困率で表せば貧困者はゼロに近くなることでしょう。

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://monokotobibouroku.blog90.fc2.com/tb.php/572-65c0b83a


Powered by FC2 Blog
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。