地上波デジタル放送、対応受信機の普及率は5割にも満たないとか。
アナログ放送停止まで残り3年を切っているのですが…
このまま行くと多くの世帯で
テレビが見れないという状況が生まれそうです。
そもそもこの地上波デジタル化、何で始めたのかが良くわかりません。
アナログに比べてデジタルの方が効率が良く、たくさんの情報を送れるようになる、という事らしいのですが、そこに必然性があるのかどうか…
テレビの多チャンネル化に備えて、という狙いもあるそうなのですが、そんなにチャンネルが必要なのでしょうか?
ちょっと話が逸れるのですが、現在
テレビの視聴率は低下傾向にあります。
視聴率が低下しているのでスポンサーからの収入が減り、番組作成費が削減されているので良い番組が作れず更なる低視聴率を招いている、という説があるのですが、この考えで行けば多チャンネル化すると視聴者が分散するので一つ一つの番組の視聴率は低下し、収入が減り、良い番組が作れず更なる低視聴率を招く可能性があると思うのですが。
その結果
テレビ局の経営が危うくなり、本来の機能である「報道」がおろそかになり国民の知る権利が失われる、という危険もあります。
多チャンネル化は新規参入のハードルを下げるという利点はあり、その結果競争原理が働くという利点もありそうですが、競争原理が働いて
テレビ局が潰れ出すと報道のノウハウが失われて、知る権利の喪失という結果も考えられます。
多チャンネル化は良い事なのでしょうか?
また単純に、
地デジが普及しなければ、その分視聴者が減り視聴率も下がり収入も低下します。
地上波デジタル放送を受信するためには、
地デジ対応
テレビもしくは
地デジ対応チューナー内蔵のDVDレコーダーなどを買うか、アナログ
テレビ一台に付き一つの
地デジチューナーを新たに買わなければならないようです。
他にはケーブル
テレビ経由やネット経由で受信するという方法もあるようですが。
国民に無駄な出費を強いるわけですよね。
テレビはいつかは故障します。
そのためある程度の期間があれば自然と買い替えが進むのですが、日本製の
テレビは性能が良く丈夫で長持ちです。
テレビの寿命は10年以上はあるでしょう。
地デジへの切り替えの期間が15年以上あるのならば、自然に買い替えが進んだのでしょうが、日本ではそれだけの長い期間を設けませんでした。
しかも
地デジ対応ではないアナログ
テレビがいまだに店頭に並んでいるようです。
3年後には、まだ使えるのに映らなくなる
テレビが…
地デジに切り替えるのならば、アナログ
テレビの生産を完全に中止した上で10年以上の期間を設けるべきだと思うのですが、そういう事をしてきませんでした。
このまま行くと3年後には「まだ使えるのに映らなくなったアナログ
テレビ」が大量にゴミとして出回る事になりそうです。
環境保護の面から見ると最悪です。
またアナログ
テレビに取り付ける
地デジチューナーの価格が高い。
2万円以上はするそうで、その内発売される「簡易版チューナー」でも5千円以上するとか。
一方でパソコンに取り付ける
ワンセグチューナーは4千円を切っています。
もしも、
ワンセグチューナーからビデオ端子経由でアナログ
テレビに繋げられる装置が数千円で出回れば、
地デジ本体ではなくその一部に過ぎない
ワンセグ放送が
テレビの主流になってしまう逆転現象が起きてしまうかもしれません。
生活スタイルにもよりますが、一人暮らしならば「
地デジはいらない、パソコンに
ワンセグチューナーで十分」というケースも増えてしまうでしょう。
画面が小さい事を考慮しなければ、
ワンセグ対応の小型
テレビは1万円台で売っています。
こっちの方が経済的かもしれません。
今までアナログ
テレビを売っておいて、それをいきなり役に立たないゴミにするというのは、国家による国民への財産の侵害のような気もするのですが…
このまま一方的にアナログ放送を止めてしまうのは、あまりにも問題が大きすぎるような気がするのです。
個人的には
地デジに移行すると言い始めた時期が不況の時期と重なるため、
テレビを使用不能にする事によって無理矢理に内需を増やそうとして
地デジ導入を決定したような気がするのですが気のせいでしょうか。
どうしても
地デジにしたいのならば、速やかにアナログ
テレビの生産と販売を全面禁止し、
地デジ対応
テレビだけを売るような状況にしてから、10年以上の期間(一般的に
テレビの寿命と思える期間)を空けるべきだと思うのですが。
そうでなければ大量の「ゴミと化した
テレビ」が溢れ、
テレビを見れない人も出て来てしまいます。
アナログ放送の停止、もう少し延ばすべきなのではないでしょうか。
ところで素朴な疑問。
なぜ、アナログ
テレビ一台に付き一つの
地デジ対応チューナーが必要なのでしょう。
アンテナを家庭内に引き込む最初の地点で、
地デジの電波をアナログに変換するような装置を付ければ家中の
テレビがそれ一つで
地デジ対応(画質はアナログのままだが)にできると思うのですが。
もっともこの場合、家の中に
地デジ対応
テレビがあってもアナログを見なければならないという状況になってしまいますが、大量にゴミが出るよりはマシかと…
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チューナーに関しては簡易版が5000円程度で作れる、という話を聞いた事があります。
なぜそれを販売しないかといえば、高額で利益の大きな地デジ対応テレビが売れなくなるから、という家電メーカーの思惑があるとか。
政府、テレビ局、B-CAS、メーカーなど、地デジに関しては全ての関係者の行動に疑問符が付くものばかりです。
予算削減やエコが叫ばれている昨今、既存のテレビをゴミにしてしまい余計な予算も必要とするような地デジ化は当面見送る方が賢明だと思うのですが…
やはり当初の導入理由からして「強引な景気対策」だったのではないか、と勘繰りたくなります。