こういう
お米もあるんですね。
「幻のおいしくない米復活」というニュース。
名前は「
秋田63号」で、収穫量は極めて多いが味が「極めて食用に向かない」という事で、流通していなかったんだそうです。
低コストで安定した収穫ができる、という特徴があるそうです。
最近の急激な穀物価格の急騰で、JA全農あきたがこの品種に目を付け試験的に作付けをしたそうです。
この
秋田63号は食用として開発されたのですが、飼料として利用しようとしているんだとか…
こういう
お米があるのなら、食用としてではなく最初から飼料用として収穫の多い
お米を開発する事も出来るのではないでしょうか。
日本の自給率の低下の中には、国内の畜産で使う飼料のほとんどが外国産である、という現実もマイナスに作用しています。
いくら牛肉や豚肉を国内で生産した所で、そのための飼料が外国産では自給率は上がりませんから。
ならば、飼料用で手間がかからずに収穫量の多い品種を開発し、減反を止めて飼料用の米を大量生産するのが大事なのではないでしょうか。
また、バイオエタノールなどへの転用を考えれば、飼料用だけでなく、燃料用の米の開発というのも面白いかもしれません。
近い将来だけを見れば、穀物の高騰もいつかは収まるでしょうし、原油高も一段落はするのでしょうが、遠い将来のことを考えれば状況はまったく異なります。
目先の事を考えずに、少し遠くを見てみましょう。
中国・インドの経済発展が進み原油の需要が増えるための原油高も、近い未来です。
もっと遠くです。
化石燃料はいつかは枯渇します。
それが20年後か50年後かはわかりませんが、無限の資源ではないので、必ず枯渇します。
日本では少子高齢化、人口減が問題視されていますが、世界レベルで見れば人口爆発は続いています。
これも20年後か50年後か、もっと先かはわかりませんが、地球規模で食糧難になってくるでしょう。
地球という惑星の耕地化可能な土地を全て耕地化し、農作物を効率よく生産しても、この星で生産できる食料で賄える人口には限界があります。
カロリーベースで計算した場合、一人の大人が必要な食料を何キロカロリーにするかによって、この星の限界人口は変わってくるのですが、100億人程度が普通に生活できる限界ではないでしょうか?
以前どこかのデータでそんな数字を目にした事があります。
全人類が飢餓状態という程度ならば、この数字はもう少し大きくなりますが…
どちらにせよ、穀物は増産できるようにしておく必要があります。
燃料に関しては、バイオエタノールでなくとも他の代替エネルギーがあればそれでかまいませんが、食料に関してはそうも言ってられません。
また温暖化によって、農業に適した地域が変わり始めています。
南の方では、今までの品種の
お米は作れなくなる可能性もあります。
対策を立てる、といっても目先の問題が解決すればこういった現実も忘れがちです。
仮に飼料用の米を開発しても、その生産が始まった頃に安い外国産飼料に流れては意味がありません。
今するべき事は、燃料用、飼料用であたたかい気候でも作る事の出来る
お米の開発と、それを維持して行くための国民の理解ではないでしょうか?
最近では小麦粉の高騰により米粉にも注目が集まり始めていますが、この米粉も米粉に適した品種を開発する事で安く大量に生産する事が出来るようになるかもしれません。
国内の需要とは関係なく、こういう世界規模の問題を考えるなら、減反など考えずに休耕田を活かす方法を考えるべきでしょう。
行政は他の作物を作る
転作を勧めているようですが、同じ
稲作でも目的の違う
お米を作るという選択肢もあるはずです。
今回の「
秋田63号」のようなケースが増えそれが成功する事を、そしてその事を多くの人が理解し支えて行くことを強く願っています。
私達も値段だけに囚われずに、少し広い視野を持つ様に心掛ける必要がありそうですね。
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コメント
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食料を燃料として使う事には考える余地がありますよね。
自然エネルギーで賄えるのならば、それに越した事はありません。
本文中では触れませんでしたが、バイオエタノールに関しては海草を使ってバイオエタノールを作る、という研究も進められているそうです。
海草ならば海にたくさん生えていますし、肥料をやる必要も無く、食料にも影響が出ないとの事です。
幸いな事に日本は四方を海に囲まれた海洋国家です。
バイオエタノールの材料になる海草には事欠きません。
こちらの研究も成功して欲しいと願っています。
食料品が先物市場で投資対象になってしまっている以上、不条理な価格変動というのはいくらでも起きそうですよね。
資本主義が行き過ぎているような気がします。
農業は天災などでも生産量が左右されますし、市場経済の影響をある程度は排除する必要もあるのかもしれません。
飼料が替わったら味が変わる可能性は十分にありますよね。
果物ばかり食べさせて育てるブランド豚もありますから。
ただ、必ずしも味が落ちるとは限りませんよ。
もしかしたらおいしくなるかもしれません。
もしおいしくなったら怪我の功名ですね。
高級肉として輸出したら貿易で、一方的に勝てるかもしれません。
実は私もこの品種の名前を今回、ニュースで初めて知りました。
米粉用だとは思うのですが「極めて食用に向かない味」ですからねぇ…米粉にしてもおいしくなかったりして。
飼料用としても価格面ではまだ競争できそうではないですし…
ただ、この品種をベースにさらに収穫量が多く栽培に手間のかからない飼料用の新品種が開発できれば、いつかは価格面でも対抗できるかもしれません。
それまで辛抱強く研究をして欲しいです。
アメリカでは農家の方が日々バイオエタノール用と食用の相場を見比べて、有利な方へ出荷しているそうです。
ということは食用になる事を前提とした品種を使っているわけですが、もしも最初からバイオエタノール用とか飼料用として、食用には向かないが収穫量が多く育てやすい品種という物を開発し栽培すれば、状況は少しは変わるでしょう。推測の域を出ませんが…
バイオエタノールの将来の需要は、まだ正確にはわかりませんよね。
要は代替燃料で、人間の手で生産が可能ならば何でもいいわけですから。
こちらも技術の発展に期待する事にしましょう。
…そういえば、昔は薪を燃料にしてバスが走っていた、という話を聞いた事があったような。
承認待ちコメント
思うところは、かなりあります。
日本の農業を発展させること、日本の食料自給率を高めること、バイオ燃料への活用…
昨今、農業をめぐる情勢は複雑でいて、なおかつ重要なものになっています。国民的議論が必要でしょう。
ただ、泡雲法師さんと違うのは、お米やトウモロコシなどを、バイオ燃料として活用することは、反対です(反対になりました)。食糧不足の現在、食物を燃料とすることに、抵抗感がありますし、実は非効率的なのではないかと思うのです。バイオ燃料として(本格的に)使うためには、改良もしていかなければいけないでしょうし。
燃料問題については、やはり自然エネルギー(水力・太陽・地熱など)を軸に考えていくべきだと思いますね。
初めて聞きましたよ。
経済理論上は世界各国が、自国に有利な製品を作って
自由貿易することで共存共栄が図れる
ということのようですが、
結局は他国を心の底から信用できないせいでしょうか、
食料の輸入を海外から多く頼りすぎると
海外の政情不安や、国際関係で安定した供給を
期待できないです。
ただ、石油価格の高騰を見ているに、
なんだかもう増産しても、すべての商品が投資対象に
なっている以上、値段は高くなりそうな気がします。
ところで飼料ってとうもろこしを使わずに、お米で代用して問題ないんですかね??肉の味が落ちるとか・・
知りませんでした
さて、米の利用ですが、米粉が注目されています。穀物価格の上昇で、麺類の価格が上昇しています。ゆえに、その原料を米から作るのです。現在、5割高ということで、今後、注目されます。
穀物からバイオエタノールを作る以外に、草や間伐材からも精製できるそうです。国の補助の対象として、奨励を図るようです。
ちなみに、アメリカでは、小麦を出荷せずに、バイオエタノールを精製したほうが、利益が上がるそうです。
バイオエタノールは、注目されていますが、ハイブリッド、燃料電池車、ディーゼル車などがあり、今後のシェアの拡大は、解かりません。発電も原子力へシフトしていくでしょうし。結局、国ごとの方針や優遇措置などにより、まちまちです。ただ、co2の排出削減を達成させることに変わりはありません。
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