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 本年最後の記事となります。
 今年も色々ありましたが、最後の記事のタイトルは「空気なんて読むなっ!!」です。
 言うまでも無く、今年の流行語にもなった「KY空気読めない)」のことです。
 以前にも触れたことがありますが、最後なのでもう一度書いておきます。

 場の空気読む、周りに合わせる、こういった行動が全くできないのは確かに困ります。
 しかし、周りの顔色をうかがう事ばかりに集中すると数多くの問題が起きます。
 「空気読む以前に守らなければならない事」、というものがこの世には存在するわけですね。
 これがわかっていないとどうなるのか?
 今年はそれを象徴するような事も起きました。
 例えば数多くの偽装問題。
 食品から建築など、ありとあらゆる分野でウソがバレました。
 今までなぜバレなかったのか、といえば内部の人間が「空気を読んでいたから」でしょう。
 こんな事をしてはいけないのではないか、そう感じながらもその場の空気を読んで言い出せなかった。
 結果として悲惨な状況を招き、倒産した会社まであります。
 もしも偽装を始める直前に、誰かが空気を読まないで「それはダメだ」と制止していればそんな事にはならなかったでしょう。
 相撲界のリンチ殺人事件(あえてこう書きます)だって、その場にいた人間全員が「空気を読んだ」結果、あのような痛ましい事件になったのでしょう。
 いじめなどの問題の見て見ぬふりは「空気を読む」ことの弊害の最たるものです。
 「付和雷同」という言葉があります。
 否定的に使われる言葉です。
 この付和雷同な状態こそ「空気を読んだ」状態です。
 日本では昔から「空気を読む」ことは非難されるべきことだったはずです。
 安易に他に迎合せず、自らの信念を持って行動する事こそが尊ばれていたのです。
 「義を見てせざるは勇なきなり」という言葉もあります。
 正しい事が何かを知っていながら行動できないのは臆病者である、という意味です。
 まさに「空気を読まない」ことが美徳とされている、と言っても良いでしょう。
 「空気を読む」というのは卑怯で臆病で情けない事、という事になります。
 「日本人の誇りはどこへ行った」とか「倫理の崩壊」といった言葉をよく耳にしますが、「KY」などという単語が流行っているのならばそれらが失われているのは当然、という事になります。
 「空気を読まない」=「勇気、誇り、倫理、美徳」なのですから、「空気を読む」という事はその対極に位置します。
 「アイツは空気が読めないから…」などと他人を非難している人間など、すでに生きている必要の無い低レベルな人間、と言い切ってもいいぐらいでしょう。
 誇り高く正義を胸に秘めた高潔な人物なら、他人に対して「空気を読め」などとは言いません。
 日本人はいつのまにか、立派な人物とそうでない人物を見分けるための「人を見る目」さえ失ってしまったようです。

 ここで一つ、視点を変えてみましょう。
 「偉人は空気を読まない」という現実があります。
 全ての偉人や成功者に当てはまるわけではないでしょうが、歴史に名を残した人物は「空気を読まない」人物が多いです。

 真っ先に思い浮かぶのは「うつけ者」と言われた織田信長です。
 空気なんて全く読んでいません。
 多くの武将が騎馬に乗って切り合う事を前提としている時代に、早くも鉄砲を導入して戦いました。
 その際、部下の武士達は猛反対したといいます。
 雨の日には使えない、弾をこめるのに時間がかかる、武士は刀で戦うもので鉄砲を使うのはおかしい、そんな話は聞いたことが無い、値段が高すぎる、そんな得体の知れない道具より刀の方が信頼できる、などいくらでも反対意見はあったでしょう。
 日本中の空気が鉄砲は使わない、で占められていたような時代にただ一人空気を読まずに鉄砲を大量に導入。
 結果は皆さんご存知のとおりです。
 尾張のうつけ者が天下を手中に収める寸前まで行きました。
 織田信長にはもう一つ有名な空気を読まなかった出来事があります。
 「桶狭間の戦い」諸説あるようですが、10倍近い人数を相手に勝利した、というのは間違いの無い現実です。
 どこの世界に10倍近い人数を相手に「勝てる」と考えて戦を始める人間がいるでしょう?
 周りの人間も反対したはずです。
 でも、戦った。
 空気が全く読めていません。
 それでも勝ちました。
 周りの空気に流されず、きちんと自分で考えて勝算を立てた上での行動でしょう。
 「空気を読む」人間には絶対に出来ないことです。

 戦争の話だと暗いので、少し平和的な話題にしましょう。
 エジソンをご存知ですか?
 知らない人は少ないでしょうね。
 発明王のトーマス・エジソンです。
 蓄音機や電球の発明が有名でしょうか。
 このエジソンも空気が読めていません。
 当然ながら当時、誰一人として「音が保存できる」などと考えませんでした。
 録音なんて出来るわけが無い、誰もがそう信じていました。
 「録音」という言葉すら存在しなかったはずです。
 でもそんな周りの「空気を読め」といった雰囲気を無視して、彼は蓄音機を発明しました。
 電球も同様です。
 竹のフィラメントの発明に一万回も失敗したといいます。
 一万回です。
 いい加減「空気読めっ!」って感じです。
 誰もが不可能だと思ったはずです。
 それでも彼は空気を読まずに実験を続け、電球を発明しました。
 もし、エジソンが「空気を読む」人だったら、現代の生活は全く違ったものになっているでしょう。

 ライト兄弟も空気が読めなかった人です。
 飛行機の発明のために数え切れないほどの失敗をしました。
 「人間が空を飛べるはずが無い」という「常識」を無視し続けた結果が飛行機の発明につながったわけです。
 当然多くの人が彼らの事を愚か者だと思っていたはずです。
 それこそ「空気が読めない」と感じていた事でしょう。
 しかしそんな「空気を読まなかった」からこそ、現代に飛行機が存在するのです。

 ガリレオ・ガリレイもいます。
 「天動説」が「常識」の時代に「地動説」を唱えた人です。
 これこそまさに「空気が読めない」典型です。
 世界中の人間を敵に回したようなものです。
 この人は異端審問にかけられ「地動説」を無理矢理捨てさせられましたが、「それでも地球は回っている」と発言したとの逸話が残っています。
 「地動説が正しい」のは現代では当然の事です。

 他にもたくさんいるでしょう。
 何かを成し遂げるためには「空気は読まない」方が良い、といえるでしょう。
 少なくとも、現代社会があるのは「空気を読まない」人たちのおかげです。
 だからと言って昨今の政界や官僚などのKYぶりを肯定するつもりはありません。
 というよりは、アレらはKYではありません。
 マスコミが面白がって「空気が読めない」と言っていますが、アレは「空気が読める・読めない」以前の問題です。
 記事の最初にも書きましたが、「空気を読む以前に守らなければならない事」というものがあります。
 それが無いのが問題なのです。
 政界や官僚の一連の行動はKY(空気が読めない)のではなく、「人としてやってはいけない事をしている」だけです。
 一緒にしてはいけません。

 KY(空気が読めない)という言葉が流行り、周りの顔色をうかがう事ばかりを気にし始めた日本人。
 これは成功者を生みにくい土壌になっています。
 かつてないほどの閉塞感に包まれた現代日本でその突破口を開くには、どうしても革命的なことを引き起こす人間が必要です。
 そういった人をKY(空気が読めない)と非難していては、この国に明るい未来は訪れません。
 KYという言葉が流行る事で、若者の将来に大きな影を落とす事になりそうで心配です。
 KYという言葉は流行語です。
 流行語は廃れていくのが世の常です。
 一日も早くKYという言葉が死語になるのを願っています。
 KYという単語を使うのは今年限りにしませんか?
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 本年は

 大変お世話になりました。

 来年も本年同様、

 よろしくお願いいたします。

 皆様、

 良いお年をお迎え下さい


                                  12月31日

                                   泡雲法師

コメント

>ただ、みんながみんな空気を読まなくなったら
すごい社会になりますよ


ならないならない。
むしろいい社会になるよ。

KYって

今年もよろしく
の略じゃ・・・(笑)

確かに空気は率先して読むべきでは
ありません。

ただ、みんながみんな空気を読まなくなったら
すごい社会になりますよ(笑)

日本社会の問題は、

集団の和が絶対的に正しい!

とする価値観です。
正義も法律もこの価値観には勝てない。
ここが、おかしいから
官僚も政治家も巷の人間も
周りから突出することが悪いと思うし、
群集心理がもっとも働きやすくなる・・

まさに、

赤信号 みんなで渡れば こわくない

状態です。(うまいこと考えてますねこれ)
私はみんなで渡る道は怖い道とおもってるので、
ある程度あえて、KYやってますw

泡雲法師さまも良いお年を。
P.S リンク貼ってくださいり恐縮です。

凡人には読めない空気が読めた、という見方もあるのでは?場の空気ではなく…時代の先が読めた。

今後ともよろしくお願いします。よいお年を!

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