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地デジ化の疑問

 被災地の東北3県を除いてアナログ放送が止まりました。
 被災地を除けば完全地デジ化完了です。
 ところで今更なんですが、地デジ化って誰が得をしたのでしょう?
 今一つわかりません。
 一応大義名分としてはアナログ放送よりもデジタル放送の方が電波の使用周波数帯域が少ないので、アナログをデジタルにすれば電波の使える部分が増えるので、その余った部分を使えば通信など他の分野の成長が見込めて新しいサービスを国民が受ける事が出来る、というものです。
 まだその新しいサービスというのが始まっていないしそれがどんなものなのかもよくわからないので何とも言えませんが、将来のためには必要な事なのでしょう。

 とはいうものの、本当に地デジ化って必要だったのでしょうか。
 ある報道では、徳島県で今までは計10チャンネルが視聴可能だったのに地デジ化した事で3つのチャンネルしか見れなくなった、との事です。
 それに対する対策はケーブルテレビに加入するしかないとの事。
 徳島、悲惨です。
 いくら映像が綺麗になったとかデータ放送が見れるとかマルチチャンネルが使えるとは言っても、視聴可能チャンネルが急激に減ってしまうのはメリットとは言い難い。
 視聴できるチャンネルの減ってしまった地域では「余計な事をしやがって」というのが本音かもしれません。

 また、国民に大きな出費を強いたというのも忘れてはいけません。
 まだ使えるテレビを地デジに対応させるためだけに買い替えさせたり、買い替えなくてもチューナーなどを新たに備え付けさせたり、ビデオやDVDレコーダーなどにも対策が必要になったなど色々と出費がかさんだはずです。
 アンテナを工事する必要のある家だってありました。
 ケーブルテレビに加入した人は月々の出費が新たにかさむ事になります。
 国民の経済的負担という面ではやはり「余計な事をしやがって」というと感じている人も多いでしょう。

 ゴミの問題も出てきています。
 まだ使えるアナログテレビやレコーダーなどが大量にゴミとして排出されたはずです。
 「もったいない」と感じるのは私だけではないでしょう。
 環境保護という面から見てもゴミが増えるのは問題です。

 現時点では国民の側にはあまりメリットが感じられません。
 まぁ、電波の有効利用などの本当のメリットは今後出てくるので現時点では仕方がないのかもしれませんけど…

 ところで、この地デジ化で得をした人はいたのでしょうか?
 普通に考えれば家電メーカーなどの業者は仕事が増えて儲かっていそうですが、これも報道によっては各メーカー共に値下げ競争に巻き込まれて思ったほど利益が出ていないとか。
 一方で韓国製や中国製の割安なテレビも出回っていました。
 それらの国からすれば今回の地デジ化はビジネスチャンスだったのでしょう。
 無理やり買い換えさせられた国民がとりあえず安いテレビで様子見、と考えてこれらの国のテレビを買ってみて、もし「意外と海外製の安いテレビでも問題無いじゃないか」と感じるようになれば、長い目で見た場合国内メーカーにとってマイナスに作用するかもしれません。
 今までは食わず嫌いで敬遠していた海外製の家電を地デジ化で「試しに使ってみた」ところ、「意外と大丈夫じゃないか」となれば、将来的に他の分野も含めて日本メーカーのシェアを減らす事になるかもしれません。

 テレビ局は利益が出るようになったのでしょうか?
 一時期耳にしたのは「余計な設備投資が増えた」とか「キー局は大丈夫だが地方局は設備投資の費用のために経営が厳しくなった」というような話です。
 デジタル放送になり画像が鮮明になったので、誤魔化しが効かなくなったというような指摘もあるようです。
 テレビ局はマルチチャンネルを使う事で理屈の上では今までよりも多くの番組を放送できるようになったわけですが、その一方で単純に考えればチャンネル数が増えればその分視聴者は色々なチャンネルを見るようになるので、一つのチャンネルの視聴率は下がります。
 仮にチャンネルが5つしかなければ、全視聴者を5つのチャンネルで奪い合うわけですが、これが10個のチャンネルに増えれば当然競争は激化し1つのチャンネルごとの視聴率は低下するはずです。
 これは広告料で稼いでいくビジネスにとってはかなり辛いのではないでしょうか?
 かといって前述の徳島のようにチャンネル数自体が減ってしまうと、テレビ離れが進みテレビ局のビジネスモデル自体が崩壊するかもしれません。

 地デジ化って一体誰が得をするのでしょう?
 何だか疑問が残ります。
 が、こういった事情とは別に世界の流れというのもあります。
 海外の国ではテレビのデジタル化というのは進んでいるので、アナログからデジタルへというのは世界的な潮流のようです。
 何でもかんでも海外に合わせれば良いというものではないでしょうけど、世界の標準に合わせていくというのもそれなりに必要なのかもしれません。
 ただ、少し気になるのが、海外のデジタル化の多くは「地デジ化(地上波デジタル放送化)」ではなく「衛星デジタル放送」や「ケーブルテレビ」が主流という話です。
 何だか話が少し違うような…
 そういえば日本の放送でも新聞のテレビ欄には「BSデジタル放送(衛星放送)」の欄があったりします。
 …あのう、本当に「地デジ化」って必要だったんですか?
 「デジタル放送化は世界の潮流」「電波の有効利用」というのならば「完全地デジ化」じゃなくて「完全衛星デジタル化」でも良かったんじゃないでしょうか?
 「衛星デジタル化」ならば、すでに設備投資も済んでいたでしょうからテレビ局も新たな負担はそんなに無いはず。
 国民の側も衛星放送のアンテナを付けて配線をする必要はあるでしょうが、「テレビをすべて買い替える」とか「アンテナ工事」などの費用や手間と比べれば「地デジ化」よりも「衛星デジタル化」の方が負担が小さかった気がしますし、仮に費用を多めに見積もったとしても総額で考えれば「地デジ化」と同じぐらいのはずです。
 「衛星デジタル化」ならテレビもそのまま使えたかもしれませんし、もしそうならゴミも出なかったはず。
 メーカーや販売業者は地デジ化という商機が無くなってしまいますが、元々こういう「短期間で一気に買い替えが進む」という現象は数年単位で考えると需要の先食いになってしまい、今後数年間テレビの買い替え需要が無くなるというマイナス現象も起こります。
 ビジネスという視点で考えるならば、短期間で急激に売れてその後パッタリと止まるよりは、長い間安定して売れていく方が良いはず。
 「衛星デジタル化」でもデータ放送はあったはずですし、画像だって綺麗です。
 電波の有効利用だって「アナログ放送分より少ない」どころか「アナログ放送分が全部空く」という事になるのではないでしょうか。
 アナログ放送分も地デジ放送分も全部丸ごと周波数帯が空くのならば、地デジ化以上のメリットがありそうに思えます。
 衛星放送ならば難視聴地域というのも少ないでしょうし…
 なぜ「地上波デジタル放送化」だったのでしょう?
 「衛星デジタル放送化」ではダメだったのでしょうか?
 素人目には「衛星デジタル放送化」の方が周波数帯という面でも経済的な面でもメリットが大きいように見えるのですが…
 「衛星デジタル化」ではダメで「地上波デジタル」でなければならなかった理由というのがあるのでしょうか。
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