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 WHO(世界保健機関)が「アルコールが健康や社会に与える害を防ぐための規制指針案」というのをまとめたそうです。
 たばこの次はアルコールか…
 この指針、それ自体には法的拘束力は無いのだが、世界中の世論にそれなりの影響を与えるであろう事は必至。
 たばこも似たような規制指針が作られた後、世界中で禁煙運動が盛んになったようですし…
 でも、アルコール規制するのはたばこ以上に反発が強そうです。
 たばこの場合は「百害あって一利なし」というモノなのでそれなりの指示を得ましたが、アルコールの場合は一部健康効果を謳われることもありますし(赤ワインのポリフェノールなど)、何よりもたばこ以上に愛飲者が多い。
 普段お酒を飲まない人であっても「料理の味付け」などの形で摂取している人も多いはず。
 たばこの時は重課税という方法を採っていましたが、お酒でこれをやると普通の料理の値段まで上がってしまいそうです。
 たばこと違って煙などで周囲に迷惑をかけるわけでもないですし…
 確かにWHOが指摘するように健康や社会に害を与えているという面はあるでしょう。
 肝臓ガンや肝硬変、アルコール依存症などの問題もありますし、飲酒運転による被害も後を断ちません。
 アルコールハラスメントという言葉も出来るぐらいですし…
 しかし一方で飲酒でストレスを解消しているような人たちが多数いるのも事実。
 そして、そういう人たちを対象にするかのように日本のビールメーカーは「発泡酒」や「第三のビール」など、「安いアルコール」を多量に供給して支持を得てきたわけです。
 WHOの指針が世論を味方に付けるとそれらの努力は全て水の泡、ということになるのでしょう。
 また、たばこの規制に関してはたばこそのものだけでなく、様々な分野にも飛び火していました。
 CMが無くなったり、ドラマなどの表現の世界でも喫煙シーンを減らすなどあらゆる分野に影響が及んでいます。
 それらがお酒で行われるとどうなるのでしょうか?
 ドラマなどで仕事が終わった後に飲み屋に行く、というようなシーンが無くなります。
 風呂上りにビールを飲んで「プハーッ」とやるようなシーンも無くなります。
 酒でも飲んで腹を割って話そう、というシーンも料亭などでお酒を飲みながら密談するシーンも、銀座でお酒を飲むシーンも無くなります。
 映像の世界は物凄く退屈になりそうです。
 実社会でも影響がありそうですよね。
 「居酒屋」という言葉などどうするのでしょうか?
 街中に飲酒を勧めるような看板を出すべきではない、というような事になったらおちおち店の宣伝すらできません。
 たばこの場合は「たばこメーカー」「たばこ屋」「たばこ農家」などに影響がでましたが、お酒の場合はそれ以上に大規模な影響が出そうです。
 外食産業ではお酒の利益率がかなり大きいという話ですし、規制もしくは値上げというような事になったら経済が一気に収縮しそうな気もします。
 また、お酒の値段が変に上がると「密造酒」などを作り出す輩が出ないとも限りません。
 アメリカには「禁酒法時代」があり、その結果「アル・カポネ」のようなギャングが富を得てしまったわけですし、アルコールに関してはただ単に規制するだけでは意味が無いかもしれません。

 「健全な社会を作ろう」というWHOの方向性は理解できるのですが、お酒を規制するのはたばこ以上に難しそうです。
 そうは言っても、「お酒が無くても社会には何の問題も無い、事実イスラム社会では飲酒が禁じられているではないか」と指摘されればその通りなわけで、一度「飲酒=悪」という流れが作られればたばこ同様「禁酒ファシズム」と呼ばれるような社会が訪れるのかもしれません。
 まぁ、たばこもアルコールもそれなりに害はあるので、規制自体には大義名分があるのですが、酒もたばこも無いような禁欲的な「健全社会」というものは人間にとって住み良い社会なのでしょうか?
 「水清ければ魚棲まず」という言葉もありますし、ねぇ?
 個人的には飲酒も喫煙も習慣にはしていないので仮に規制されても大して影響は無いのですが、あまりに潔癖な社会ばかり求めるのも社会全体にとってマイナスなのではないでしょうか?
 何でもかんでも正義を振りかざしてばかりいると窮屈な社会になりそうですし、このまま放っておくと「正義が暴走」して行きそうで少々危機感を感じます。
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